正しい課題設定と解決で「現場力」を向上させ、会社を成長させよう

コンセプチュアルスキル

事業の成長に向けた戦略の実現には、戦略をオペレーション・実行する「現場」が必須です

現場力強化は難しい:現場力強化には全員活動が必要
企業もしくは事業の競争力を決める要素は「戦略」「リーダー」「現場力」の3つと考えています。戦略を実行する「現場力」が弱いため、戦略を実行できない会社もあるのではないでしょうか。現場力を向上させる難しさとその品質をあげる方法を考えてみたいと思います

海外会社の責任者として赴任後、その現場の力「現場力」を把握するために、まず現地責任者に

「この会社(orあたたの部署)の課題は何ですか?」

の質問をします

課題を確認することで、会社自体の改善するべきポイントに加え、目指すべき姿に向かっての取り組みが分かります

この取り組みのレベルが「現場力」と考えています

「この会社の課題は何ですか?」

私、新しい赴任先へ行くと、まずこの質問をします

なぜか、

まだよく知らない会社の「成長に向けてフォーカスするポイント」を知ることも目的の一つですが

責任者の課題意識の確認をし、現場力向上の取り組みレベルを測ることを目的にしています

責任者、マネージャークラスでも

「マニュアル通りに作業をすることが仕事」

・「問題発生の対応」

が仕事と考えている人も少なくありません

マニュアル通りに仕事をするだけの人からは課題提起はありません

この場合で言う「課題」は、「問題の解決」もしくは「改善に向けた取り組み」を意味します

この取り組みをしなければ、現場力の向上は望めません

「課題=問題」と理解する場合があるのでこれも注意が必要です

ここでいう「問題の解決」は「問題の処置」ではなく、今起きている問題が発生しないよう様にするための取り組みです

より良くするために、何にチャレンジするか

これらの取り組み、チャレンジが、課題」になります

課題意識の弱い部門の報告を聞くとKPIの報告をしてもらっても、結果の表を見せるだけの報告が普通にあります

「この結果の考察は? 前月、前年、見通しと比べ良くなったの? 悪くなったの?」

「悪くなった原因は? 良くなった要因は?」

「良くするためにどんな活動したの?」

と言うようなことを、全く考えずに報告される経験はよくあります

悪いところを根本原因から対策する意識も、より良くする意識=課題意識はそこにはありません

つまり、問題だけを取り上げるのではなく、課題として設定し取り組むことの重要性を話ししています

課題設定、解決の重要性

課題を適切に設定せず仕事をしたり、マニュアル仕事だけをしていては、事業や職場は成長しませんし、自分自身も成長しません

トラブルアクション=問題の処置だけで終わっている場合も同じです

本来は、そのようなトラブルが2度と起こらないようにするのが仕事です

変化が激しいなか、現状維持=劣化にしかなりません

「事業は下りのエスカレーターに乗っている」

とよく言われません

なぜなら、周りが変化しているからです

「課題解決」はこの環境変化に対応するための重要な活動です

ただ、誰もが課題解決の仕事をするわけではなく、会社の中にはマニュアル業務をしてもらわなければならない人もいます

マニュアル業務を「マックジョブ」っていう言い方もあるようです(余談ですが)

(マックの店員の様に、マニュアルに従い業務をすることから来た表現)

この図は、職位/役職によって仕事の中身が変わることを示しています

作業者は、マニュアル業務中心

職位が上がるにつれ、課題解決の割合が増えることになります

マニュアル業務は、「仕事」と言うより「作業」と言った方が正しいでしょう

上位職の人は、部下を昇進させるときに、課題解決の仕事の割合を増やすことをしっかり教育する必要があります

課題とは

上記の内容踏まえて、再度、課題を定義します

よく似た言葉で「問題」があります

この違いを、下記のように定義します

問題:目標とのギャップ

課題:問題を解決するための活動

例えば、

「この作業の問題はなんや?」

「部品Aの寸法のバラツキです」

「このバラツキを課題と設定し改善活動をしてるか?」

活動していれば「バラツキを少なくする」という課題解決に向むかっていますし、活動していなければ、問題は問題のままで継続し永久に良くなることはありません

課題の設定は、よくする、改善するための活動を意味すると考えてください

私はこれを英語で「Challenge」と訳して伝えています

以前は「Issue」と訳していましたが、やはり「問題」と理解される場合が多く、「Challenge」に変えました

課題の設定の方法

課題設定の方法には大きく二つあります

設定型:あるべき姿を目指し、現状より良い状態に変える(上位方針の展開)

発生型:悪いところを正常な状態に戻し、さらに強化し2度と発生しないようにする

図で書くと下の様になります

経験上、発生型の課題設定は比較的実施できます

発生型は、見えやすく、

設定型は、自分で生み出す、もしくは上司方針を展開することが必要だからです

しかし、重要度から言えば、設定型の方が重要です

いずれにしても、将来に向け、目標を達成できるのか、基準から逸脱しないのかを判断し

もし、

目標値や基準値とのギャップ(問題)があるなら、課題として設定し、解決していきましょう

事業の成長を目指すための適切な課題設定ができていますか
現場の組織能力を高め、事業の成長を目指すためには、課題を設定し業務を改善することが必要です。現場は日々のオペレーションに追われて、成長に向けた「設定型」課題するのが難しい場合があります。それを防ぐためには経営トップの方針と適切な目標(KPI)必要です

まとめ

戦略を実現するには、実際のオぺーレーションをする現場の力が重要です

マニュアル通りの作業をするだけでは現場力は向上しません

現場力を上げるには、課題を設定し、解決する活動が必要です

上位方針や、現状の問題をしっかり認識して課題を設定

その課題を解決し、現場力を向上

経験上、アジアでは特に「マニュアル業務=仕事」と考えている人が多いように感じます

現地の人との対話を通じて、お互いの仕事に対する課題を共有し、現場力を上げるための取り組みが事業を成長させるための必須と考えています

戦略を立てるだけでは、事業は成長しません

現場力強化のために課題を設定し解決する活動を実施しましょう

「課題」言葉の定義を共有、それから、正しい課題設定で会社の競争力を高めよう
事業を成長させたり、競争力を強化するとき「課題」を設定し、その解決に取り組みます。課題には二つの意味があり、一つは単に「問題」もう一つは「問題を解決するための活動」。活動が事業の成長・競争力強化につなげるためには「問題解決する活動」を行いましょう。

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