※これは私自身の体験談の記録です
制度や条件は人によって異なる場合がありますので、実際の手続きは必ず市役所や年金事務所、ハローワークなどで確認してください
前回のブログで定年退職に関わる公的手続きについて書きました
その中で書き残した「失業給付」と一部「再就職手当」について今回は書いてみます
退職にはいろんな状況があります
私のような定年退職もあれば会社都合でのリストラ、自己都合での退職、再就職する・しない等イロイロです
ネットでの情報を見ると、それらすべての状況の人が対応できるように漏れなく記載しているので、情報量が多くとにかく分かりにくい
と言うのが私の実感
なので、このブログでは、私の場合=定年退職の場合に限っての情報にしたいと思います
まずは「受給までの流れ」をざっくりと
退職後に失業給付を受けるまでの流れは、だいたい次のようになります。
- 退職した会社から離職票が届く(退職後2週間ほど)
- ハローワークへ初回訪問:求職の申し込み、受給資格の確認
- 待期期間(1週間):この間は給付なし
- 雇用保険説明会:制度や求職活動の説明を受ける
- 第1回失業認定:待期終了後に認定を受け、初めて給付開始
- 以降は4週間ごとに失業認定:その都度、求職活動を2回以上行う必要あり
この流れを頭に入れておくと、ハローワークに行くたびの手続きが理解しやすくなります
以下は、私自身が実際に体験談です
離職票が届いた
定年退職してから2週間ほど経った頃、「離職票1」「離職票2」が届きます
雇用保険の加入状況や最近の給与収入、会社を辞めたことの証明などが書かれている大事な書類です
私は中身をよく確認せずにそのまま提出してしまい、今回ブログに内容を正確に紹介できません🤣
それほど急がなくても問題ないようなのですが、とにかく退職関係の手続きを早く終わらしたく、週末に届いて週明けすぐにハローワークに向かいました
第1回目のハローワーク訪問
離職票を持ってハローワークへ
1回目の訪問は求職の申し込み・受給資格の確認と決定になります
総合受付で「失業給付の手続きに来ました」と伝えると、必要事項を記入し、給付窓口へ
ここで「雇用保険受給資格者のしおり」を受け取り、簡単な説明を受ける
ここで注意
失業給付は「再就職する意思のある人」が対象です
つまり、求職の申し込みが前提になります
再就職の予定がない人でも、給付を受けるには「求職活動をしている」という形を取らなければならないことをお忘れなく
給付の窓口で受給資格の確認と決定がされます
この後、就職相談の窓口へ移動し、求職の登録をします
就職の希望や条件を伝えて入力してもらうことになります
これで、1回目の訪問は終了
この時点ではまだ給付は対象になっておらず、まずは1週間の待期期間を経てから対象となります
なぜ待機期間があるのか不明(すいません勉強不足です)
第2回目:雇用保険説明会
申し込みから10日ほど後に指定された日時に説明会へ
雇用保険の説明、求職活動のサポート・職業訓練大学校の紹介などしてくれます
参加者は若い人から年配の方まで、男女問わず幅広く、30人以上が集まっていて「意外に多い」と感じました
1時間半くらいで終了
ここでのポイントは、
- 失業認定は4週ごとに受ける必要がある
- 給付を受けるには4週間で2回の求職活動が必要
- 求人サイトを見るだけでは不可
求人への応募やハローワークで相談、セミナー参加などが必要
第1回の失業認定は、この「雇用保険説明会」が2回分の求職活動とみなされるので、次の失業認定は特に求職活動をしなくても確実に認定してもらえます
(実際に失業しているのは大前提です)
第3回目:初めての失業認定
待期期間終了後、2週間経ってから第1回目の失業認定を受けにハローワークへ
訪問日は指定されます
まずは就職相談
担当の方から「民間のリクルート会社に登録してみては?」など親身なアドバイスをいただきました
私は再就職の予定がないため、少し申し訳ない気持ちになりながら「知人を頼って仕事探しています」とだけ答えて、その場を終えました
これは事実で、知人を通じて個人事業主としての仕事のオファーを受けています
その後、給付窓口へ移動し、説明会の時にもらった「失業認定申告書」なるものに必要事項を記入し提出
「失業認定申告書」は「失業中で就職活動しました」ことを申告する書類で、前の説明会の時に受け取ります
ここで「失業中で就職活動しました」と申告
係の方と話をして失業認定をしてもらって給付を受けることになります
この時、「雇用保険受給資格者証」(これも説明会の時に受け取ります)に給付の記録を金額含め記載してくれます
今回は待機終了後2週間なので、2週間分の給付になります
ここで、次回の失業認定に提出用の新たな「失業認定申告書」を受け取ります
通常は、ここまでで終わりです
次回までに、2回の就職活動をしないといけないのですが、今回の就職相談が1回にカウントされるので、もう一度ハローワークに来て相談することになります
今後4週毎にこの繰り返し給付を受けることになります
ただ、私の場合、個人事業主として開業しようとしているので少し異なることになります
次回予告:再就職手当について
私の場合は個人事業主として開業予定だったため、就職相談やセミナー参加を「求職活動」としてカウントしつつ、実際には開業準備を進めるという形になります
制度上は「再就職の意思」が前提なので、個人事業主になるとしても、失業給付を受けるには求職活動は必須です
今回は「再就職手当」まで書く予定でしたが、文字数が多くなったので次回に回します
再就職手当とは、給付可能日数を残して再就職や開業した場合に、残り期間分の給付額の一部を受け取れる制度です
早期の就職や開業を促す目的があります
次回はこの制度の概要と、私がハローワークで担当者とやり取りした内容について紹介します。
まとめ
今回の話を簡単にまとめると、下記になります。ご参考にしてください
- 離職票が届いたらハローワークへ
- 失業給付は「再就職の意思」が前提
- 待期期間終了後、説明会や認定を経て給付開始
- 求職活動は実際の行動が必要(応募・相談・セミナー参加など)
- 個人事業主として開業する場合は、制度上の扱いに注意


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