SNS始めて「ものづくり」にいろんな形でかかわっている人の熱い思いを知ることができました

ものづくりの話

SNSを始めることで、いろんな分野で「ものづくり」にかかわる人たちの発信を見ることができるようになりました

その人たちの「ものづくり」に対する熱いを感じ、

日本の「ものづくり」もまだまだ可能性があると確信し、

自省も含めて記事にします

SNSを始めて

量産型完成品メーカーで「ものづくり」に関わって30年経ちました

私にとっての「ものづくり」はBtoC商品の「商品企画」~「技術開発・設計」~「設備・金型」~「生産」でした

サラリーマンの終盤を迎え、その経験を書き留めておこうとブログを始めした

その根底には、日本のものづくり力の低下を危惧した思いもありました

そして、その後SNS発信というかTwitterで情報を得ようとしてから、分かったこと

日本にはまだまだ「ものづくり」に熱い情熱を持った人たちがたくさんいて、

私の何倍もの貴重な発信をしていることです

この気づきが広まったのは、「小川製作所」さんのブログ、SNSに出会ってからです

見つかりません | 株式会社小川製作所 東京都葛飾区 医療・半導体・航空宇宙 溶接・研磨・精密加工

これ以外にも「MONOist」や「meviy」にて沢山の情報発信をされております。

これを機に、少しづつ「ものづくり」にかかわる人のフォローを増やしていきました

この中で気づいたこと

①私がかかわってきた「ものづくり」は「ものづくり」の中のごく一部

②「ものづくり」に熱い思いを持っている人たちが中小企業の人たちがたくさんいる
  量産メーカーの人の発信はまれ

③量産メーカーの開発者の発信が見つからない
  開発も「ものづくり」の大切な部分

順に考察したいと思います

付加価値を生み出し利益を得る

すいません

考察の前に、今回のきっかけとなった「小川製作所」さんのブログを読んで感じたことを書きます

小川さんは、今の日本の現状を、きめ細かいデータを示した上で事実をベースにすばらしい考察し発信をされております

その中で、私の理解ですが

・日本企業は、生み出す付加価値は増えていないが利益は増えている

・それは、人件費や設備投資の費用を減らしているから

・そのため、労働者の給与は増えず、国民の暮らしが豊かなにならない

      付加価値とは、商品やサービスに特別な価値を付与することを指します
       金額で言えば「売上高」ー「外部からの材料等の購入額」で表せます

との趣旨のことを書かれています(これら以外にもたくさんの貴重な発信をされております)

私自身、企業に勤めながら、なんとなくその問題を感じていましたが、

小川さんのブログのおかげで、メチャすっきり、クリアに頭の中を整理・理解することができました

確かに、21年3月期決算 コロナ禍でも、販売が増えずに利益を増やした企業は沢山あります

その企業の中には、「固定費削減により利益を確保」みたいなことを言ってる場合があります

これってやっぱりおかしいです

無駄な費用は削らないといけませんが、企業たるもの付加価値をお客様に提供することで利益を生む

販売が伸びていない中、固定費を減らして利益を出し「強固な経営体質を作ることができた」なんて言ってる経営者は、

「あたまおかしいんじゃないの??」

って思ってしまいます

やはり企業たるもの

人を含めた投資をしっかり行い、付加価値を生み出す

「ものづくり」を通じて実現していきたいと思っています

①私がかかわってきた「ものづくり」は「ものづくり」の中のごく一部

冒頭に書いたように、自分のものづくりの経験を残そうとブログを書き始めたのですが

多くの「ものづくりに」関わる人たちのブログを拝見するに

私の経験したことをはるかに超えた経験・知見を発信しておられるのが分かります

自分の経験は、本当に「ものづくり」のごくごく一部でした

言い訳っぽくなりますが、

開発・生産の実務を離れ、現地法人の経営をするようになり

「ものづくり」を支えている人たちの存在を忘れていたのかもしれません

恥ずかしい限りです

「ものづくり」に従事する者としてまだまだ勉強することがあり、少しワクワクしています

②「ものづくり」に熱い思いを持っている人たちが中小企業の人たちがたくさんいる

長く海外で生産活動している中で

金型、設備、部品、材料を日本に発注しなくなりました

現地や中国製です

設備はまだ日本に発注する場合は多いですが

量産品の日本への発注は本当に減ってしまいました

その中で、昔お世話になったサプライヤーさんが商売を終えた話も耳に入ってきます

また、サプライヤーさん自身も海外進出し日本での製造をやめないまでも、ほとんど製造しなくなっている事例も多くなりました

正直なところ、

日本の生産は精密工作機械、自動車、化学品、一部の電子部品しか残らないのでは

さえ思っていました

そんな中で、SNSでの多くの「ものづくり」に熱い思いをもっている人たちの発信を知り

自分の視野の狭さに気づかされた次第です

量産メーカーの人たちに

SNSで発信していないから「熱い思いがない」というのかなり乱暴かもしれません

量産メーカは大手企業が多く発信し難い、もしくは発信の動機づけが弱いかもしれません

ただ、自分が見ている現実と合わせて感じてしまいました。

自分の周りにももっと、「ものづくり」の意義を訴えていかなければと責任を感じます

③量産メーカーの開発者の発信が見つからない

SNSの発信を見てて実際に量産商品の企画や開発・設計をしている人の発信が見つかりません

設計を請け負う人や指導する方の発信は見かけますし、勉強にもなります

自分が開発している商品のことは発信できないでしょうが、

それをできるだけ一般化してほかの人を共有することはできるような気がしてます

商品の開発・設計はお客様に提供する付加価値をダイレクトに生みだす部門であり

「ものづくり」の中でもキモの部分でもあると思うのですがいかがでしょ

まとめ

日本は今や、普通の先進国になってしまい決して豊かなく国ではありません

付加価値を生み出すことよりも人件費や投資を減らして利益を出そうとする企業

国も、価値を生み出す使い方ではなく消費すること優先にお金を使います

「ものづくり」関わるものが、企画、開発・設計、製造それぞれの分野で付加価値を生み出すことで

日本を再び豊かな国になることに貢献したいと思います

今回、SNSを始めることで

日本にはまだ多くの「ものづくり」熱い思いをもってがんっばっている人が、現場にたくさんおられることを知りました

「日本のものづくり」に強い思いを持った人たちがいることを思い、できること頑張りたいですね

私のつたない反省文に付き合っていただきありがとうございました

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