【運用資産の出口戦略体験記】資産取り崩しスタート!実際やってみると、何かと面倒なことが・・・

資産運用

こんにちは、ケビンダイナマイトです

私、2025年10月末で会社を定年退職する予定なのですが、その約4ヶ月前となる今、ついに資産の取り崩しを開始しました!

今回は、そんなリアルな資産取り崩しのスタートと、実際に直面した「面倒なこと」のあれこれを、正直にシェアしたいと思います

ちなみに、「取り崩しスタート」…と言っても、悠々自適なリタイア生活が始まるわけではありません

資産だけで暮らせるほどの余裕はなく、年金支給まではフリーランスとしてしっかり働く予定

主には中小企業診断士としての活動になりますが、お客様がつくまでは、なかなか頑張らないといけないですね


私の「出口戦略」

退職後の生活をどう支えるか?

という課題に対し、私は2年前にカン・チェンド著『積み立て投資の終わり方』を参考に、出口戦略を構築しました

詳しくはこちらの記事をどうぞ:

👉 https://www.kevin-dynamite.com/?p=3436

その内容を簡単にご紹介すると、

  • 全資産の一定割合(例:3%)を定期的に取り崩して生活費に充てる
  • 株式などのリスク資産と、現金・債券などの非リスク資産の比率を決めておき、バランスを取りながら取り崩す

というもの

つまり、株価が高ければリスク資産(主には株式)から、安ければ非リスク資産(現金等)から多めに取り崩して、マーケットの波に飲み込まれないようにする仕組みです

ただし、この戦略をいざ実行に移そうとすると…出てきます、未解決の課題が!

  • 安全資産とリスク資産、比率どうする?(上記著書ではでは50%を推奨)
  • 毎月取り崩す?それとも年に一度?(同年1回を推奨 毎月は大変)
  • 取り崩す比率をどうするか(同年3%を推奨)
  • リスク資産はどの銘柄にする?(同オールカントリーの投資信託への集約を推奨)

…と、考えるほどに、出口が見えなくなりそう😵‍💫


なぜ今、取り崩すのか?

まだ退職前

給料も出ているし、ボーナスも入るし、積み立て投資も継続中なのに、なぜ今資産を取り崩すのか?

理由はひとつ、「今、大きな出費が必要になった」から

  • 自宅のリフォーム(築30年、屋根・壁がかなりお疲れ気味)
  • 帰国後の生活に必須な自家用車の購入

私の住む地域はかなりの田舎で、車がないとかなり不便

家も30年前に一軒家を購入

家族からの「人数分の車は必須!」との声もあり、帰国前に購入を決断

リフォームも私の帰国前にする方が良いと家族の気遣い??

こうして、「試運転的な資産取り崩し」がスタートしたわけです


リスク資産 vs 非リスク資産 比率のジレンマ

著者のお勧めは50:50

有名なトリニティスタディも半々です

でも私は「もう少し欲張りたい気分」もあり、リスク資産多めの方がええんちゃうと良く持ちもありなやんでいました

ちょうどS&P500も過去最高を更新していたので、今の比率が良いのでは

と思い、現時点での比率、リスク資産65%、非リスク資産35%で始めまることにしました

一方で、これ以上現金を株に回すと、株価下落時に取り崩す現金がが足りなくなる不安もあったため、非リスク資産も一定程度キープ

もっと比率を高くするために現金を株式に投資することにリスクを感じたのも理由の一つです

…完全に感覚です。全然論理的じゃない😅


取り崩しの「頻度」と「率」

取り崩し頻度は月単位に決定

本には年単位が推奨されていましたが、私には合わなさそう。

  • 年単位だと、12か月分取り崩して、1年間毎月均等に使うようなことはできない
  • 少々複雑なスキームなので、毎月しなければ忘れる
  • ちょいちょいまとまった資金が必要

が主な理由です

ということで、月0.3%ずつ資産を取り崩し、必要に応じて追加で対応するスタイルに決定

年にして約4%

著書より少し高いですが、米国株の年平均が6%はあると仮定して、4%でも大丈夫と判断

これに加えて、臨時の出費があった時は加えて取り崩しを行うことに

これで、まずは大丈夫

とにかくトライして、問題がでたら修正します


リスク資産、何をどう崩す?

これは、今まで積み立てやスポットで買ったものをそのままにして(買い替えとかはせずに)取り崩す順番だけ決めました

  • ①米ドル建て個別株(MSFT)
  • ②米国ETF(VGT、VT、QQQ、VTI)
  • ③投資信託(一般口座、新NISA口座)

我ながら、手を広げすぎた感がありますね…。今後は管理しやすく集約していきたいところです。

投資信託も手を出しすぎて、いろいろあるのですが、金額の少ない順で


「さぁ、売るぞ!」と思ったら税金の壁

資産を売却しようとしたその時、思わぬ落とし穴が…。

そう、「税金」です!

もともと、生活費として月0.3%取り崩して、税金払った残りのお金と、フリーランスとしての仕事の収入で生きていこうと考えていたので、あまり税金のこと気にしていなかったのですが、

今回のように、大きな出費の時は、決まった金額が必要になります

にもかかわらず、ドル建て資産を売却する際、為替差益も加味されるため、

必要な額が取り崩せるか、結構悩む

沢山取り崩して、現金化するのも本意ではないし・・・

さらに、税金は円で引かれるため、証券口座の円残高を常に残しておかなければなりません

結局、税引後を想定して私なりに計算式を作って取り崩し額をきめたのですが

ホンマ、ナンボ引かれるんやろ、税金

$1=¥109時代から運用してるから、結構ビビってます。

こういう現実に直面して初めて気づくことって、多いですね…。


まとめ:まずはやってみる。調整はあとで。

初めての資産取り崩しでしたが、無事運営できるのか?

少し不安になりました

今は大丈夫ですが、ちょっとスキームが複雑すぎて、途中で修正を余儀なくされるかもしれません

その時はその時で、頭が働くうちは頑張ってみます

よく「取り崩すことが不安になる」という話も聞きますが、今回に限ってはその気持ちより、

「税金めんどくさ~」

圧倒的にこっちの方が大きいですね・・・

これが今回、私にとって最大の「想定外」でした🤣


コメント

タイトルとURLをコピーしました