【朋有り、遠方より来る また楽しからずや】友人に呼び出され、シンガポールに行ってきました

海外生活

私、マレーシアのクアラルンプールに住んでおります

そんな折、学生時代の友人から連絡があり

「シンガポールに行くから、出てこい」

メッチャ費用かかるけど、せっかくの声掛けやし、たまにはクアラルンプールから出るのもええかと出かけることにしました

旅行記ではありません(一部ありますが・・・)

友人との付き合いが少ない私が今回の旅行で感じたことの備忘録です

シンガポール旅行の決定

11月の中旬

学生時代の友人から急に連絡があり

「年末、シンガポールに居るから、出てこい」 (+_+)

との連絡

「こいつ、クアラルンプールとシンガポールとの距離、横浜ー東京くらいの感覚でいうトンちゃうんか」

と思いながら、

マレーシアは日本のように正月に長期休暇はありません

元旦だけ休みなので3連休

この連休使って2泊3日なら行けんことないな~

「なんぼ費用かかるやろ~」 ザクっと調査

飛行機LCCを使って約3万円「東京ー大阪くらいか・・・」

ホテル 2泊で6万円「ナンボほど高いねん」

もっと安いところあるけど、友人が止まるホテルの近くがええかと思って、お高くなってしまいました

友人のホテルがシンガポールのメイン通りオーチャード通りのど真ん中なのでのメッチャ高い

なぜそんな高いところに友人は泊まったのかは後述

現地に行ってわかったのですが、

シンガポールはバス、地下鉄の公共交通がメッチャ便利で、旅行者用のONE DAY PASSを使えば、10ドルで乗り放題

移動もメッチャ簡単です

もっと安いエリアのホテルでも問題なかったと、反省

旅行の準備にはもっと情報収集しないとダメですねぇ

オヤジ(=同級生)とシンガポールで遊ぶために10万円の支出か~~~ 

少し悩みましたが、海外に13年近くいて、居住地を離れて旅行らしきものは妻とカンボジア、プーケット行ったくらいで、ほとんど旅行をしていない私(オジサン仲間では一度、チェンマイへゴルフ旅行)

ほとんど旅行らしいことをしてませんでした

なので、「せっかく声かけてくれたし、シンガポール見てくるのもええちゃうか」と、行くことを決めた次第です

ちなみにこの友人と会うのは、約5年ぶり

タイ時代にも「私が住んでいる」という理由で、バンコクに旅行で来てくれました

友人について

少しこの友人について少し話させてください

簡単に言ってしまえば

学生時代(大学)同じ体育会運動部で汗を流した仲です

勉強ほったらかしで、結構真剣に取り組み一部リーグでプレーしていました

結構大きな部で、同期も28名いました

ただ、同期28名の中でも、この友人とはいろんな思いをもって長く付き合ってきています

その思いのもとになった二つのことを紹介します

大ケガ~2部降格

部活で主力選手だった友人は3年生の時に、膝の前十時靭帯断裂と言う大ケガをしてしまいました
(ちなみに私は全然主力ではありませんでした)

その年、残ったメンバーでの奮戦かなわず2部降格となってしまいました

つまり、私たちは最終学年を2部リーグで過ごすという、大学の体育会所属の学生としてこれ以上ない悲しい結果となったのです

同期のメンバーの中には、かなりモチベーションを下げたメンバーもいました

特にレベルの高い選手ほどその傾向があったような気がします

その友人もその中の一人で、シーズンオフ、少し荒れて練習もせず、ナンパに明け暮れていたと感じていました

本人曰く「グレていた」とのことです

そんな状況でしたが、それほど上手くなく、でもその競技が大好きであった私は、グレることもなくオフシーズンの体力トレーニングに励んでしました(好きすぎて社会人でも継続してしまいました)

他にすることもなかったとの理由もありますが・・・・

ある冬の夕暮れ、私がグランド走り込みを行っていた時、その友人がバイクでグランドの横を偶然通りかかり

「ケビン~~~ お前なにしとんや~~~」

との声かけ

私「ええ??  オフのトレーニング」

「お前、根性あるやんけ~~~~」(いつものことですが、この友人私に対して、上目線です)

と言って去っていったと記憶しています

社会人になって話した時、この友人から

「あの時、お前がグランドで練習してるの見た時、メッチャリスペクトした。俺もやらなあかんと、思い直した」

という会話をしました

超ド田舎から都会の大学に入り、いろんな意味でコンプレックスの塊だった私が、人からリスペクトされ認められたことを感じた瞬間で、その後の人生に非常に自信を持つことができた出来事です

◇就職~退職~自営業

友人は大学卒業後就職したものの30歳手前で会社を辞め、自営業として生活しています

社員一人なのでフリーランスと言っても良いかと思います

その生活は波乱万丈で、我々サラリーマンではまず経験しえないことを経験しています

皆さんにも、ぜひ紹介したいのですが、詳細を書くと個人を特定できるかもしれないので控えておきます

ただ、彼の生きざまを見て、

自分がサラリーマンとしていかに甘えた考えで生きているのかと何度も感じさせられます

彼の口癖が、

「なんで思えらサラリーマンは仕事の愚痴をやたら言うねん。そないイヤやったら、会社辞めて自分で商売したらええねん」

この言葉は、いつも身に沁みます

私にも、

オマエのスキルと経験を活かしたら、こんな仕事や、こんな商売できるんちゃうんか」

とイロイロアドバイスくれます

自営業をしている私の兄も、これとよく似たことを言います

だから会社を辞めるとこはしませんでしたが、サラリーマンとしての甘えみたいなものをかなり抑えられたと感謝しています

今回、シンガポールで酒飲んでて

「ケビンの話は、現場感がメッチャあっておもろい」

と言われて、愚痴だけでなく一歩前向きになれていると感じることができました

こいつにはホントいつも強くしてもらってます

シンガポールでの休日

さて、本来メインのシンガポールでの過ごし方ですが、

メインの観光地(ベイエリア、チャイナタウン、リトルインディア、アラブストリート)と有名どころを一通り回り、晩飯は「ホーカー」で地元料理とビールで過ごした二日間でした(三日目は朝の飛行機でマレーシアへ)

オッサン同士の旅なので特に皆さんにお伝えすることはありません

「ホーカー」は「ローカル料理のフードコート」と思っていただいていいでしょう

結構、ローカル色満載で、旅行気分を味わえます

マレーシアにもあり結構お勧めです

実は、この友人、奥さんと一緒に来ていました

奥さんはもっと長期で滞在し、そこに友人がショートでマレーシアに来て、私に声かけしたということでした

奥さんが結構な高給取りで、オーチャドのメッチャ高いホテルで滞在してたということです

初日は奥さんも一緒に夕食を取り、2次会はそのホテルにお邪魔し、たっぷり酒を飲ませていただきました

二日目はホーカーで飯食ったのち、近くのバーで友人と二人で酒飲んで、私のリタイア後の仕事のアドバイスをしこたましてもらいました

わたしも、あと2年程度会社を辞め、フリーランスになるつもりなので、メッチャ貴重な話を聞くことができ非常に有意義なシンガポールへの旅となりました

まとめ

高価な友人との食事会みたいな旅行になりましたが、行って大正解だったと

リスペクトしてる友人との会話は本当に価値あります

記事のタイトルにある

【朋有り、遠方より来る また楽しからずや】

は論語にある孔子の言葉ですが、まさにこんな気分です

この言葉は、

「遠くから友人が来てくれて一緒に酒を飲むことは何と楽しいことなのだろう」

みたいな意味で解釈されることが多いのですが、本来の意味は

学問をしてそれを自分のものとして、知識が豊かになれば、道を同じくする友人が遠い所からでもやって来て、学問について話し合うようになる

との意味だそうです

今回の旅、間違った解釈でもこの言葉通りですが、「学問」を「仕事」に置き換えれば、十分本来の意味の旅であり、楽しく有意義な時間でした

やはり、日常を離れて行動すると気づきがあるものです

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