【ものづくり】の記事の実践:海外製造会社の経営を担当して学んだこと(8)新しい先生から自分の無知を学ぶ

ものづくり

のづくりに関する記事を書いてきました

その一部です

「ものづくり」保存版
長年モノづくりに従事し、考えてきたことをブログにしました モノづくりにかかわる皆さんの仕事に少しでもお役に立てれば嬉しく思います

今回、今まで記事に書いてきたような考えをどのような経験をもとに自分の中で構築し、実践してきたか、自分の仕事を振り返っています

今回はその8回目

前回の記事では、2回目のタイ赴任で経験した「KPIを重視しすぎる」体質の職場の問題点について書きました

その後タイの工場を無事閉鎖してマレーシアの工場へ異動

その時に知り合えた新しい先生によって、まだまだ自分は学ぶことがあるのを実感した話です

マレーシアへ異動

2回目のタイの工場はでは、何とか赤字からの脱却を願い、私なりに頑張ったのですが、残念ながら本社の意向で工場を閉めることになりました。

悔しい思いの中ではありますが、大きなトラブルもなく撤退業務を完了しマレーシアに異動しました

マレーシアの工場も、2回目のタイと同様に今まで経験した製品ではなく、また知り合いも全くいない工場でした

唯一助かったのが、前任の社長が私の昔の職場の先輩で親しくさせていただいていたので、引継ぎの時に通常よりはたくさんの情報を得ることができたことでしょうか

製品知識、人間関係がないことは、前の工場で同様の経験していたので、それなりの心の準備もできていました。

工場も同様の問題を抱えていると感じたので、経験値がある分、スムーズに「現場力強化」の取り組みを進めることができました

新しい先生と知り合う

以前、最初のタイの赴任時に二人の先生から、現場改善のスキルと、改善マインドの醸成について教えてもらったことを書きました

このお二人のおかげで私が製造会社の責任者として必要なスキルとマインドを得ることができたと思っています

そして、マレーシアにて3人目の先生と知り合うことができたことは私の経験値を大きく向上することができました

きっかけは、とある日本人が集まるイベントに参加した昼食時に、たまたま隣に座って話したのが切っ掛けです

もと某自動車会社の偉いさんで、世界中の工場に赴任し多くの経験をされた方で、今は60歳過ぎて、マレーシアのお役所と契約しマレーシアに滞在されています。

お役所の依頼で、マレーシア国内産業の成長に貢献するべく、いろんな工場を指導されている方でした

昼食を食べながら話している中で、ものづくりに対する知見がハンパなくすごくて

「このオッサンと話したら、いろいろ学べるんとちゃうか」

と思い、後日、食事にお誘いした次第です

食事すると、とんでもなく上から目線で最初から最後までものづくりの話

私の理解が悪いと、機嫌悪なるわ、私をバカにするわ

て感じでだったんですが、この人のものづくりの話が非常に興味深い

と感じ、工場に来てもらうことにしました

新しい先生から学んだこと

工場および工場の管理指標等見ていただき、いろいろコメントをもらって、その後月に2回程度、継続的に話させていただくことになりました

先生は方針として、社長としか話しない方法を取られており

「TOPを指導してそれを社長自ら現場を指導するべき」

というお考えでした

特にマレーシアはヒエラルキーが強い文化ですので有効だとか
(私も同意です)

沢山のことを教えていただいているのですが(今も継続中)

・月次基準でなく、出荷のコンテナのスケジュール基準の生産

・週1回の生産状況の社長としてのレビュー
 (安全、生産台数、品質状況、ロス、出席状況等)

・費用管理

・工程品質改善手法

・現場とのコミュニケーション

・KPI管理(トレンドを見る)

・生産管理の考え方

等々、数え切れないくらいです

過去記事でも書きましたので参考にしてください

これら先生から教わったことを、私自ら現場に伝え改善するスタイルを取りました

今は、工程品質改善の現場活動で社長でなく、直接現場指導をしてもらっています

今の会社「改善カルチャー」がある程度できていると感じているからだそうです

まとめ

マレーシアに来て新しい先生に教わり始めたことを書きました

当初は、先生のすぐ怒る性格に慣れずに苦労しましたが、最近は慣れてきてまぁまぁうまくコミュニケーションが取れています

後、先生、日本語が下手

何言ってるのかよくわからないこともあるのですが、それはご本人も自覚しておられるようでした、逆に私が指導しています

この先生のおかげで、

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