現場力の向上のための週次GMミーティング=狙いは改善し続ける文化の醸成

ものづくりの話

事業の競争力を高めるには、「戦略」「リーダーシップ」「現場力=オペレーション」の3つの要素が重要です

現場力強化は難しい:現場力強化には全員活動が必要
企業もしくは事業の競争力を決める要素は「戦略」「リーダー」「現場力」の3つと考えています。戦略を実行する「現場力」が弱いため、戦略を実行できない会社もあるのではないでしょうか。現場力を向上させる難しさとその品質をあげる方法を考えてみたいと思います

この内、現場力を高めるためには、改善し続ける文化があることが前提ですがそれを阻害するものがあります

1.「現状で良し」とする考え方

2.現場での問題点が共有されない

3.組織の縦横連携=コミュニケーションが弱い(縦:上司ー部下、横:部門間)

これらを、解決するための一つの手段として、GM(部長 General Manager)との週次のショートミーティングを紹介します

現場力の強化

事業の競争力を高める3つの要素「戦略」「リーダーシップ」「現場力=オペレーション」のなかで、現場力の向上に最も時間とエネルギーが必要です

理由は、現場力向上の活動は組織全体の力が向上する必要があるためです

戦略は、社長方針と戦略スタッフで立案できます

リーダーも、個人を育成すれば育ちます

しかし誰かひとりだけを育成しても組織としては向上しません

つまり、全員活動として組織全体が変わらないと、現場力が向上することはできません

そして、現場力はそのオペレーションの「標準」のレベルアップにより向上します

そのためには、改善し続ける文化を作っていかなければなりません

図にするとこんな感じでしょうか

改善し続ける体質

以下、私の経験した製造会社での話をベースに語ってみます

製造会社以外でも十分通用する話と思いますので参考にしてください

この、「改善し続ける文化」を構築するために、多くの経営者は日々奮闘されていると思います

この、改善し続ける文化を邪魔をする問題として沢山ありますが、特に大きいものとして下記の3点を上げます

1.「現状で良し」とする考え方

2.現場での問題点が共有されない

3.組織の縦横連携=コミュニケーションが弱い(縦:上司ー部下、横:部門間)

1.「現状で良し」とする考え方

自分の仕事を「マニュアル(標準)通り」することが仕事と考え、月次の資料を作ったり、多少マニュアル以外としても、トラブル対策に終始する組織はよくあります

その効率を上げたり、トラブルを未然に防ぐための改善を仕事と全く考えない社員は普通にいます

しかしこれは、現状維持にしかならず、環境が激変する現代の環境下では「衰退」を意味します

2.現場での問題点が共有されない

さらに、組織の力を向上するために、発生している問題を共有し、解決したくともその情報が共有されない場合があります

その理由は「問題を共有すると叱られる」「問題を問題と認識しない」「共有しても誰も解決に動いてくれない」ことが背景にあります

3.組織の縦横連携=コミュニケーションが弱い(縦:上司ー部下、横:部門間)

問題点を共有されないことと関連しますが、組織の縦割りが強い会社は横の連携が悪く、問題解決、改善活動が進まないことが多いです

改善活動は、一部門ではできません

また、ヒエラルキーの強い会社は、現場の悪い情報は幹部に伝わりにくいものです

改善活動のためのGMミーティング

上記のような問題を解決するための方法として、「週次のGMミーティング」提案しています

毎週、事業責任者(製造会社の場合、社長)と関係部門のGMが集まり、先週に発生した問題を共有し解決策を話し合うのです

製造上の場合、参加者は「営業(ロジスティック)」「製造」「品質」「調達」「人事」「安全」これらのGMが各部門での発生した問題を共有するのです

ポイントは下記です

・GM(もしくはそれより上位職)のみの参加(課長以下は参加しない)
  GMが現場で問題を拾い上げてこないと、他のGMに共有できない(縦のコミュニケーションが必然になる)

・週次で実施
 月次の〇〇会議は情報が古すぎて意味なし(形骸化)
 毎日では社長としては情報が多すぎる(GMと現場では日々情報を共有)

・出荷計画遵守を最優先KPIとする
 まず、全員の活動の目的を統一する
 メーカーの重点目的はお客様に納期通り、品質を確保したものをお届けすることであり、まずは納期を守った出荷ができるかに注目する
 品質も当然重要ですが、市場の品質情報が週次では上がってこないので、週次ではまず出荷

・取り上げる問題は3個
 沢山の問題を取り上げても1週間で解決できる問題には限界があります
 せいぜい3個まではないでしょうか

・時間は30分程度
 幹部拘束時間は短く、長時間の会議は出席率が落ちます
 必要なら個別で時間を取りましょう

・各部門連係の課題解決をその場で意思統一
 全部門の責任者が参加しているので、連携がとりやすく、問題解決のスピードが上がります
 とはいっても、この会議を行うと、事前に連携をせざるを得なくなります

まとめ

みなさん、いかがでしょう

改善活し続ける文化の醸成を邪魔する3つの問題

1.「現状で良し」とする考え方

2.現場での問題点が共有されない

3.縦横の組織の連携=コミュニケーションが弱い

を取り除く方法としての「週次のGMミーティング」

ミーティングを始めたばかりは、上がってくる問題点もそれほどレベルの高い話ではないかもしれません

しかし、継続すると、現場は今まで見えてなかった問題を見つけるようになり、改善が進みます

また、問題を共有しても解決されないと半ば諦めていた現場が、積極的に問題を共有し始めます

私が、組織力を向上させることを理解してもらうために使っている図です

この、改善活動により標準のレベルをあげ、現場力を強化していきましょう

コメント

タイトルとURLをコピーしました